サインアンドディスプレーショー2008・報告
2008会場にて。コンセプトは「シーム・溶着のご提案」
今回は、記念すべき50回目の展示会に、7度目の出展となりました。

またまた独断でみるとズバリ今年の注目は、「
LED」「不燃FF」「テキスタイルへのダイレクト出力」「UV」ではないかと思います。
LED」は、光度や低ランニングコストのような点以外に「紙質」な柔軟性を持ったP-LIGHT(高天さま)に代表されるもの、
不燃FF」は文字通り不燃性のさまざまなメディアが多くのメーカーより発売開始、やっと出そろった感があります。
ダイレクト出力」は、ポン地などのテキスタイルへのダイレクト出力のことですが、ほぼ大手メーカーでリリース、拡充されていました。
UV」は、ローランドのVersaUVのように、巾30インチしかない小型機で立体出力(点字など)をやっていたり、ミマキのJUV160を始め、これまでの壁となっていたコストや汎用性、用途提案が格段に改善、マーケットの一角を完全に確保した様子です。
特にUV出力に関しては、トライアドでインクの上を溶着できる場合が多いので、二次加工の汎用性も大きく広がるでしょう。
山本ビニターのハイブリッド高周波ウェルダーYTO-5

今回も簡単な溶着などを実演。
写真はフトコロの部分ですが、一人用の機械ではフトコロが小さくて巾継ぎしにくいのではというお話しがありますが、このように結構大きいので、10m超までは対応可能となっています。
FFシームのベストセラー。
自走式高周波ウェルダー「ZL-3000T」、汎用ウェルダーと比べ加工部位に制限はありますが、絵合わせ溶着(突き合わせ・FF用)、またコストパフォーマンスでは最も優れています。

ご興味の方は、まずデモを一度ご覧下さい!
リミットカッター
原反の余白をカットしたり、長もので出力したものを、縦切り横切り、線引きを行う業界のデファクトスタンダード機、多くの二次加工工程で使用されています。

「切る」という作業がもっとも手間が掛かり、利益を圧迫する作業ですので、自働化による圧縮が必須です。
のぼりのチチ付けミシン。
これまであまり手の付けられていなかった工程で、フルオートチチ付けミシンと、セミオートチチ付けミシンのリリースです。

セミオートで1枚約2分、フルオートで1枚8箇所20秒で、1枚完成する自動ミシンです。
多くのお客様から大きな反響をいただきました。
今回は記念すべき50回目の開催となりました。

東京屋外広告美術協同組合として理事長や多くのご来賓からのお話がありましたが、毎回出展しているという中川ケミカルの社長さんのお話には、非常に感慨深いものがあります。
戦後焼け野原となった東日本橋付近から浅草橋の駅の高架が見える中での創業、絵描き職人全盛時代のペンキの次を見据えたカッティングシートの商品開発、時代背景や復興途上の日本を、つかの間想像することができました。

いつの時代でも先は簡単には見えません。
お客様の本当に欲しいものを常に考えて、多くの失敗を乗り越えて前へ進み続けるという正当派努力の積み重ねは、すごいなぁと思いました。
先人のこういった資産こそ、しっかり周り番を務めなくてはならないでしょう。
この度はご来場ありがとうございました!次回は2009年8月末になります。
次回も、きっと生産工程改善にお役に立てる設備を出展致しますのでよろしくお願いいたします。

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