膜類加工用 機械販売・各種フィルム/繊維製品向け溶断設備製作・工業用刺しゅうシステム・改造・電気回路設計
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JIAM(ジャム) 2022 国際アパレル機器/繊維産業見本市・報告
日時:2022.11/30 - 12/3
場所:インテックス大阪
出展内容:特注製作機・工業用刺しゅう機AT
JIAM(ジャム)は2020年に開催される予定でしたが延期になり2年延期しての開催でした。弊社は東京都ミシン組合の中で「匠のコーナー」として出展しました。

高齢化とコロナのためいわゆる何でもやってしまうミシン屋が減ってきており、今回かつて共に出展した仲間はおらず、機械図面設計/金属加工/装置組込/電気設計できる仲間が減っていくのは仕方のないことかもしれません。

展示会に伴いかつて作ってきた色々な機械の写真集を作りましたが、数限りなく、まとめながら愕然としました。ただの販売店のつもりでしたがこれではエンジニアリング会社だなあと時代の変化にとまどいつつ出展でした。
今回は送電線間の数百メートルを自走しながら縫うミシンの試作機の展示と、刺しゅう機用アタッチメントをいくつか展示しました。

加工設備でお悩みの方は、溶着・ミシンから切断・溶断まで、遠慮なくお問い合わせ下さい。世の中にないものでも作って実現したい思います。
※アパレル機器・繊維見本市のため、ミシンが中心です

現在、国内の総合送り市場では、日本市場に最適化したJUKIと安定のセイコーが強いですが、海外も海外の人にローカライズした設備が流通しています。
トラブルの主は、薄物でも厚物でも糸の撚りが最大と個人的に思いますが、撚り対策を中心に各社改良をしている様子が見られました。
撚りがあるからきれいに見え強度も出る半面、汚くも糸切れ原因にもなります。

↑パフ
なんと糸切り時にほつれ止めを行うため、最後の1針がゆるみません。こういう発展もありましたね。しかも天ビンカバーが透明という、自由な発想で使いやすそうです。糸撚対策には特に自信を持っているそうです。
アドラーの動画
↑アドラー
今セミロングアームの総合送りは珍しいですが、アドラーのフラッグシップモデルはとうとうプーリーもありませんで、ソニーのジョグダイヤルみたいなものを指で回すと針を昇降できます。糸道が独特で鋳物の中を通っているところからして、これも相当撚り対策されているようです。
B8910の動画
↑ブラザー
2001年頃たくさん売ったB891の後継機種が突如として生まれました。秀逸な作りで試し縫いしたところ、やはりいい感じです。見たところフラッグシップモデルのようですが、汎用モデルと上下送りも望まれるところです。こちらはプーリーも存在し、ジョグダイヤルでの針昇降もできました。
各社フラッグシップ機の糸道。
メーカーの技術者の苦労が容易に思い起こされます。糸調子一つとっても皿テンション式、ロータリー式、電磁ソレノイド式とありますが、大事なのは糸の撚りが戻らないように供給するところにあります。ミシンから3m離すだけで改善することもありますが、ミシン自体の改良も最近は進んできています。一体どういう道筋がいいのでしょう?個人的にはタジマ刺しゅう機の自動糸調子機のように、平面で間歇テンション機構が興味深いですがコストもかかるでしょうから、やはりロータリー糸調子?糸をつぶさない方がいいように思います。

糸が切れること/縫い目がきれいでないことが多いなら、糸を違う種類に変えた方が早いです。
われわれミシン屋もベストを尽くしますが、設備は常時最良のコンディションにいてくれません。糸の品質はここ20年で相当不安定になってきていると思います。最良ではない状態でもいい糸目/糸切れなしを到着点としないと、最高の設備を揃えていく必要があるでしょう。
数年前から欧州でリリースされていた自動染色装置「カラーリール」がタジマ機に合体して出ていました。
白糸を、縫う直前にフルカラーで染色して供給します。
糸調子バランスをデジタル管理できるタジマの自動糸調子機ならでわの使いこなしです。ただ、類似の技術による製品がすでに国内で普及し始めているので、どこまで市場に食い込めるか興味深いところです。なによりコスト、次に品質安定性が期待されます。
海外の展示会ではよく見る機械がようやく国内でもでてきました。ゴルフバックや立体加工を行うための電子サイクルミシンです。この機械をベースに補助装置を付けて回転を行います(刺しゅう機の帽子枠と同じ原理)。